多くの人が 紡いできたこの街を、 つぎの時代にも。
住みやすくて、あたらしい。 でもどこか懐かしい。 大通りを歩けば ビルや外灯のあかりが 帰路をまばゆく 照らしてくれる。 路地をまがれば 昔ながらの商店が 活気に満ちている。 公園からは 子どもたちのあそぶ声。 人と人、街と人の交わりが、 この街の時間を 繋いでいます。
「NEXT(Nagamachi Exciting Town)」は、長町商店街連合会、各企業様ご協力のもと、街の発展が著しいあすと長町・長町地区の新旧住民・ビジターの交流、商店街・大型商業施設の共存をめざし、年4回(3・6・9・12月末)、長町地区(長町・あすと長町・郡山・富沢など)約20,000世帯へ折込・ポスティング、長町駅前に常時設置している「長町に特化した」フリーペーパーです。「NEXT」を手に取った方々に、より長町の良さを知ってもらえるよう励んでいます。
時に明治の中頃、「仙台の台所」として長町の青果市場は栄えました。その数年後にはJR長町駅が開設。昭和初期には競馬場が、2013年頃には「未来の私たちの街」という意味をもつあすと長町が誕生。時流にあわせ少しずつ姿を変えています。
もっとずっと昔、1612年(慶長17年)には伊達政宗により奥州街道の宿駅としての役割を担っていました。馬が物資を運び、旅人や駕籠が行き交っていたことでしょう。
「長町はいいところだよ」 ふとした会話の折、さまざまな人がそう話してくれます。 たしかに、大きな商業施設は真新しく、どこにいっても使いやすい。平日でも構わず、夕方にもなると商店街は活気にあふれています。住宅街を散歩すると、どこからともなく今夜の夕飯の香りがしてきます。ふと横をみると、まだまだ建築途中の空き地と年月を重ねた味のある民家。
きっとこれまでも多くの人の手により、姿をかえ、誰かにとっての「いいところ」として愛されてきたのでしょう。 NEXTはこの街の一部となって、その心地よさを繋いでいけたらうれしいです。